レッスンの詳細

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ナレーションで最も困るのは
抽象的なフィードバック。

「もっと感情を込めて」
「もう少し自然に」

 

その“もう少し”を、
具体にします。

こりっぱゼミのイメージ画像。オンラインでナレーションを説明する主催のごりっぱスタジオ山上。
こりっぱゼミでのZOOM画面のイメージ画像

Day0

初対面でも安心。
顔合わせの「ZOOM懇親会」

こりっぱゼミのイメージ画像。イラスト。五線譜を咥えた鳥が自由に飛び回って楽しそう
主催山上と初対面の方がいる場合、
レッスンを円滑に行うために
Day1の前に「Day0 ZOOM懇親会」を行います

詳しくは
受講までの流れSTEP⑥懇親会」をご覧ください

Day1

音を、目で捉える

こりっぱゼミのイメージ画像。イラスト。五線譜を咥えた鳥が自由に飛び回って楽しそう
たとえば
「もっと楽しく」というフィードバック。

多くの人は
「もっと楽しい気分になろう」と、
内側を変えようとします。

ごりっぱでは、これを“念力”と呼んでいます。

今、念力だけで
視聴者に伝わっているなら、それでいい。


けれど実際には、

「それだと“楽しそう”って感じです。 本気で楽しく読んで」
そう言われ、
何をどう変えればいいのか分からなくなる。

声だけが大きくなり、
読みが上ずっていく‥‥

そこでごりっぱゼミでは、
その“感覚のオーダー”を具体にします。

ナレーションの定番
「このあとすぐ!」を、
譜面のようなシートに可視化。


「あなたの読みは、こうなっています」

「“このあと”が均等なので、
 “こ”と“の”の間に、
 ほんのわずかな間を入れてみるとどうなるか」
 
音を目で捉える。
構造として触れる。

感覚を腑に落とせるよう
分解していきます。

Day2

描き文字で読みの発想を広げる

こりっぱゼミのイメージ画像。漫画の1シーン。熟睡している人の横に「スヤァ」の描き文字。
色んな音色が出せるっていいな、
と思いませんか?

音色が変われば、
同じ原稿でも印象はまったく変わる。

ワンワードの中にも、音の表情が生まれる。

音色が少ない人というのは
イメージ自体の引き出しが
少ないことが多いです。

”言葉”に縛られて、
”音で捉えること”が後回しにされている。


そこでごりっぱゼミが注目したのが、
マンガの“描き文字”を使った練習。

「ビュン!」「ババーン!」といった効果音を、
絵が持つイメージを手かがりに
あえて声にしてみる。

描き文字は、
音声化の訓練には、格好の素材です。

クリエイターが「こう再生してほしい」と託した
ヒントが詰まっているからです。

演出(伝え方)が
考え抜かれているため
コマの前後や、絵をきちんと見直すことで
見逃してしまいがちな”エンタメの文脈”を
改めえ捉え直す視点が持ちやすいのです。

“重い”音。

“眩しい”音。

“モゾモゾした”音。

あなたなら、どう表現しますか。

正解はありません。
だからこそ感じ方を全員で共有します。
他の参加者の感覚も持ち帰ってください。

音色の引き出しは生まれつきではありません。
「触れた数」です。


自分にはなかった音の発想に出会う時間です。


Day3

ワンフレーズから可動域を盗む

こりっぱゼミのイメージ画像。おもちゃのトラメガが何かを訴えている

テレビやYouTubeで、
なぜか耳に残るフレーズはありませんか?

流行芸人の「決めの一言」。
名作CMの「サウンドロゴ」。
ドラマやアニメの「名セリフ」。

面白いな、いいな、と感じた瞬間、
そこに、あなたの“伸び代”があります。

それは、
まだ自分が使えていない感覚、
いわば 「感覚の盲点」。

Day3では、
それぞれが気になったフレーズをもちより
全員でそのフレーズを真似ることから始めます。

そしてそれを、
自分のナレーションへと落とし込んでいきます。

例えば、お笑い芸人・粗品さんの人気企画
「ひとり賛否」で使われる
『たぁ〜だぁ〜あ!』のフレーズ。

 ・リズムと強弱のバランス
 ・声を体のどこに響かせているか
 ・言葉の「入り」「抜き」
 ・言い終わりから次の言葉への橋渡し

たったワンフレーズの中にも、
無数のコマンドが潜んでいます。

上手く真似できなくて構いません。
モノマネ芸人になるわけではないからです。

似せようとする過程で
声の可動域が広がります。

 
感覚をストレッチした先に出会うのは、
”消費者として”ではなく
”提供者としての”発想力。
 
「視聴者の心を掴む」とは何か。

ナレーターの 感性の地肩を育むレッスンです。

Day4

「真実」「嘘」を読み比べる

こりっぱゼミのイメージ画像。一文字ずつ英語が書かれた積み木。上から「F」「A」と積まれ、下は「C」「T」とも「K」「E」と読める

これはアメリカで演劇を学んでいる知人ナレーターから教わった方法論を、 ナレーション訓練としてアレンジしたワークです。
 
事前に、
1〜3分までの短い原稿を
2本書いてもらいます。

笑わせたり泣かせたりすることが
目的ではありませんのでご安心ください。

また、
文章力や構成力もここでは関係ありません。
ライターや演出家を目指すわけではありません。

あくまで「音声表現者の訓練」として行います。
 

 ①「すべてが経験に基づく実話」

 ②「すべてが創作(嘘)」


話者は、Webカメラを閉じて
声だけで2つを読み聞かせ
聞き手(他の参加者)に
「どちらが実話だったか」を当ててもらいます。
 
聞き手は
話し手の人間的な性格や
文章構成や身振りなどからではなく
あくまで”語り”から、
つまり、
声のトーンや、喋り方(音運び)などを
ヒントにして、本当か嘘か当てます。

 ・声に芯があり、真実だと思えた
 
 ・間の取り方が決め打ちで、作為的に感じた
 
など、
それぞれが感じた根拠を話してもらいます。

ここで大事なことは
嘘を見抜いたかどうかの結果論ではありません。

ナレーションへの落とし込みとして
 ・真実なのに嘘と思われてしまったのはなぜか
 ・創作なのに真実と思ってもらえたのかなぜか
などを、

Web会議の録画を見直しながら
「自分の内面の変化はどうだったか」や
「どんな喋り方になっていたか」

全員の感想・感じ方を取り入れつつ
客観的に見直すことが目的です。
 




もう一つ大切なのが
「観客(視聴者)」として聞く体験です。

話者のどこに
「伝わる/伝わらない」が生まれているのかを、
改めて感じ取ります。
 

実話の体験を呼び起こす【感覚】。

 

虚構に自分をライドさせ、
読みで観客をライドさせる【説得力】。

 
売れっ子ナレーターは、
これらを同時に扱うことで
”語り”に昇華しています。

このワークでは、
それぞれの要素を一度ほどき、
自分の感覚として再発見していきます。

そうして少しずつ、
「ただ読んでいる人」から
“語るナレーター”へと近づいていきます。


Day5

振り返りとまとめ

こりっぱゼミのイメージ画像。ネコが「振り返っている」

Day1〜Day4の振り返りをしながら、
補講的にフォローアップを行います。
 
Day1ではまだぼんやりしていた
ナレーションの感覚も、
 
 ・感覚(観察)
  ↓
 ・発想
  ↓
 ・技術分解と模倣
  ↓
 ・心理の再発見(”語り”の本質)
 
という4回のワークを経て
輪郭がはっきりしてきているかもしれません。
 
そのうえでまとめとして、
改めて「エンタメナレーターの要素」について
整理します。
 

① 番組などのエンタメナレーションは
文章ではなく「エンタメ文脈」を読む

 

② エンタメを構築するには
「心に他者を置く」

 
それを実現する技法として
 

 (1)リズムと一体感

 (2)緊張と緩和

 (3)ドラマや葛藤、対立

 (4)他人の書いた文章や映像に
   ❶「自分がライド」し
   ❷「視聴者を自分にライドさせる」

 (5)消費者から提供者へと
   視点を変えるためには
   「心に他者(観客)を置く」
   

 
Day5では、
これまで扱ってきた要素が
実はすべてつながっていたことを
あらためて整理します。
 
あえてマンツーマンではなく
数人で感覚を持ち寄る”場”として
このゼミを設計しました。
 
その意味も、Day5で見えてくると思います。